弘法は筆を選ばず

とあるCMを見ていて思った。CMによれば、現役高校生は「参考書の種類が多すぎて、どれをやればいいのか分からない」のが不安だそうだ。しかし、個人的には、そんな主張は「勉強を始めない(始められない)言い訳」に過ぎないと思っている。

本当にやる気があるなら、どの参考書が良いか、などという問はどうでも良くなる。「どうせなら一番(評判の)良い物を」と欲張るから決められないのであって、店頭でパラパラと中身を見て、良さそうな物を適当に2〜3冊買ってしまえばよい。ただし、内容が難しすぎると手が付けられないので、最初は意地を張らずに簡単な参考書を選ぶとよい。

あとは全部読む。問題が付いていれば、解いて答え合わせをする。徹頭徹尾その本を読み込んだら、次の本に移り、同じ作業をする。全ての本を読み終えたら、また最初の本に戻る。それを繰り返していけば、自然と内容が身に付くようになる。はずだ。

と言うわけで、授業や教材に対してぶつぶつ文句を言う暇があったら、手を動かしなさいというのが結論。