耳につく

先日、某所で指摘されていて、自分も感じるようになったのが、「〜(さ)せていただく」という表現の鬱陶しさだ。これも敬語には違いないが、どうも仰々しさや回りくどさが拭えない。中にはかなり頻繁に使う人もいるので、気にしだすと、イライラして仕方がない。

 「配らせていただいた資料について、説明させていただきます」

などと言われると、『お配りした資料について、ご説明致します。』でいいじゃないかと思ってしまう。とりあえず、この表現にしておけば敬語(のよう)に聞こえるのは確かだが、その目的に反する結果が得られることもあると、考えておいて欲しい。