毎年恒例

年明けと言えば初詣だが、我々(私と知人数人)で毎年恒例となっている初詣は、世間一般で言う初詣とは毛色が違う。寺社仏閣を幾つも参詣・参拝してまわる。しかも徒歩で。しかし、それにはわけがある。

元日が、一年で一番特別な日であることに異論はないと思う。そんなめでたい元日の朝(深夜)は、いつにも増してにぎやかであり、そんな時間に外を出歩いている人は大抵浮かれている。冬の寒空の下で大勢が浮かれるなど元日以外にはあり得ず、街の空気も独特のものとなる。

そんな空気を楽しむため、我々は初詣と称して、街をさまようのである。もちろん、元々歩きまわるのが好きだということもあるが。